ソニー銀行は、ソニーフィナンシャルホールディングス(ソニーの金融子会社)を筆頭に、三井住友銀行が加わっています。イーバンク銀行は2008年3月期にサブプライムローン問題がらみで巨額(78億円)の損失を出して赤字に転落。楽天の傘下に入り、経営再建に取り組んでいます。そして、2010年5月4日から楽天銀行と行名を変更しています。住信SBTIネット銀行は、住友信託銀行とSBIホールディングスが50%ずつ共同出資して設立したネット銀行です。じぶん銀行は三菱東京UFJ銀行とKDDIが共同出資して設立した会社です。このようにいずれのネット銀行も、そうそうたる有力企業が出資して、大株主として君臨しており、仮に経営に失敗して、巨額の損失を抱えたとしても、見殺しにされる可能性は非常に低い、と考えることができます。
トラフィック革命によって登場するプレイヤー「エージェント」について説明しよう。現段階のeビジネスの世界でエージェントの機能を果たしているのは、たとえばヤフーのような検索エンジンを持ったポータルサイトである。ポータルとは、玄関、入り口といった意味だ。検索サービスとは何だろうか。私たちがどこかのホームページにアクセスしたいというとき、検索エンジンにキーワードを入力すると、ササッと関係のありそうなホームページがいくつか出てくる。世界中に無数にあり、しかも毎日増えつづけているホームページの中から有益なものを自分で探しに行くとしたら、それこそ果てしのない時間がかかってしまう。その代わりに、「我々がある程度探してそれぞれに意味づけをしておき、あなたのキーワードに合わせて関係のありそうなものをリストアップしてあげましょう」というのが検索サービスだ。つまり「代わりに探してあげる機能」がエージェントの役割である。ふだんはなかなか気づかないが、こうしたヤフーのようなエージェントは、eビジネスには欠かせない重要なビジネスなのである。こうしたエージェントがなければ、いくらインターネットが便利でも、私たちはネットのジャングルに迷い込んでしまうだろう。
ある旅行サービス会社は、旅行ポータルサイト向けに現地旅行情報や旅行見積りサービスを提供しています。従来システムでは、次のように運用してきました。旅行サービス会社は、現地特派員から送られてくる情報を、定期的に各ポータルサイトに合わせて抽出・編集し、ファイルで送ります。各ポータルサイトは、受け取った情報を読み込んでブラウザに表示します。ポータルサイトには、旅行サービス会社の見積りサービスページヘリングが張られており、ユーザーはそこへ飛んで見積り依頼を行います。したがってポータルサイト側は誰がどんな見積り依頼をしたのかがわかりません。これら現地旅行|青報の提供と旅行見積りサービスを、ユーザーインタフェースを持つWebサービス(以下、ポートレッドWebサービスと称します。)として提供すると、次のように変わります。まずエンドユーザーが旅行ポータルにアクセスすると、ポートレッドWebサービスが呼び出され、旅行サービス会社側にある最新情報がポータル画面に表示されます。そして、ポートレッドWebサービスも呼び出され、入力フォームがポータル画面に表示されます。ユーザーがログインすると、ポータル側か保持しているユーザー情報が入力フォームにセットされるので、ユーザーは入力作業が楽に行えます。さらに、ポートレッドWebサービスを利用すれば、ポータル業者は画面作成の手間を省略でき、旅行サービス会社の情報やサービスを組み込んだポータルをすばやく公開できます。これにより旅行サービス会社は、提携するポータルサイトが増えることを期待できます。