会社にいたときにお世話になったという意味で、辞めるさいにはこれまでの取引先に挨拶に行ったり、挨拶状を送ったりするのはあたりまえと思いがちだ。原則的にはそうなのだが、これはケースバイケース。実際こんな例がある。営業マンだったA氏が退職後に、かつての得意先のほとんどに「○○会社在籍中はお世話になりました。このたび、××会社に再就職致しましたので、今後ともよろしくお願い申し上げます」と挨拶状を送った。それを知った○○会社の社長は腹をたて、今度は逆にA氏が担当していた得意先宛に「貴社担当でありましたAは、この度、不本意な退職をするに至りました。以後、当社とAの関係は絶えたものとご了解願いたく一筆申し上げます」と文書を送りつけたのである。この社長は、A氏に企業利益を脅かされないようにするための手段を講じたわけだが、当然のようにA氏の信用は、これでにわかに失墜した。単なる挨拶のつもりでも、横恋慕と誤解されてからでは後の祭り。残念ながらA氏の行動には慎重さが欠けていたということである。このように取引先への挨拶も、まず会社を刺激しないことが肝心で、とくに転職先が前の会社と競合する業種のときはなおさら注意が必要だ。
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経理、財務の転職・求人情報検索
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